いつもの

バレて声かけられたらどうしようってドキドキしながらあまり潤しくない財布のために子ども料金で切符を買ってたあの時は、いつか頭に「ハイ!今日からあなたは大人です!」ってアナウンスが流れるんだと、そのアナウンスは20歳の誕生日に流れるんだと、思っていたわけですが、

なんの悔しさもなく大人の値段で切符を買い、年齢確認をされても「若く見えますか?」ってにこにこ上機嫌になる余裕を手に入れて、アナウンスは聞こえなかったけどきっと大人になったはずなのに、

 

色々ややこしく考えてしまうようになっただけで、何も変わらないし何も分からないままで、書類上だけの現実を、社会と周りの人(しかも年が近い人、すごく年上の人はあんまり口出してこない)がうるさくうるさく突きつけてくるの、勝手にみんなで楽しくもがいて生きてりゃいいのに迷惑な話だな

 

 

って、バイト終わりにいつも見かけるベンチに座ったおじさんを今日は見かけなかったから、ふとこんなことを思い込みました。