おすしとめすし

20代前半のコミュ障なお客さんに、帰り際お仕事何してるのかを聞いたら、某ハンバーガー屋さんでフリーターをしていると言われた。

 

「ええぇええぇえぇぇえ、すご!!!!」って言ったらすごく驚かれた。

 

 

ハンバーガー屋さんのアルバイトは高校生から出来るから、高校時代に同級生が働いているのをよく目にしていた。

 

私は高校一年生の初めに部活を決めるとき、アルバイトをしたかったので幽霊部員になれる適当な部活に入部し、すぐに面接を受け、そのあと3日で飛んだ。

重たい物を持てなかったこと、「はい」と大きな声で言えなかったこと、注文を取るピコピコの機械の使い方が分からないのにすぐお客様の前に出されて失敗したこと、自分のメンタルが社会性が忍耐力がこんなにも弱いとは思いもしなかった。

そのあとお母さんに「高校生なんだから無理して働かなくていい」と言われ、当時仲良かった友達の勧めで軽音部に入り直し、月5000円のお小遣い(学校や部活で必要なお金は親負担で出してくれていた)で3年間不自由なく過ごした。

 

自分が出来ないアルバイトを勉強をしながら部活をしながらやってる同級生は物凄く大人に見えた。

 

 

その中で、某ハンバーガー屋さんのアルバイトは厳しいらしいと有名だった。

 

そんなところで働いている、しかもフリーターと言うのだから他の人より多くシフトに入っているのだろうし、さっき言ったように高校生から働けるのだから従業員同士の年齢の違いもあるだろうし、お客さんの年齢層も幅広い、そんなところで働いているそのお客さんを心底尊敬した。

本当に本当に「すごい」と思った。

 

でもそのお客さんは「なんで?」と少しびっくりしていた。(前述したことを伝えると納得してもらえたけど!)

 

 

それでもやっぱり世間では「IT系」とかいうどういう仕事内容なのかさっぱり想像つかない職業の人の方がすごくて、

私が「すごい!」と思うことが、世間的にはすごくなくて「当たり前に出来ること」で、

 

だから、私が「褒めてもらえる」と思ったことが「当たり前に出来なきゃいけないこと」なのも、「分かってもらえる」と思ったことが分かってもらえないのも、当然のことかあ〜と思った。

 

 

つらいことがおおすぎる。

誰が悪いわけではなくて。

 

キャパは人によってだいぶ違うんだぜ!っていうのを、みんなとは言わないので、私の好きな人たちくらいには分かってもらえたら嬉しいなって思います。

 

 

 

こういう考えを好きな男の人に全部伝えたくなるのが私の悪いところです。

 

女は気持ちまでも全部分かってもらおうとして話すけど、男はその場が楽しければそれでいいし行動で示すタイプだから、そりゃ話合うわけないのに。

 

全部を分かり合うのが愛情の形でもないし、好きな歌や好きな場所や好きな本が一緒ならそれでいいのにね〜。

 

 

嫌われたくないなあ!!!!!